色々な症状があってお困りの方が多いでしょうが、今回は症状の回復するスピードについてです。
症状の変化には2つのパターンがあります。
一つは、骨格の歪みから症状がきている場合。もう一つは、組織の損傷からの場合です。
骨格の歪みから症状がきている場合には、比較的早く症状は変化しますが、組織の損傷から症状がきている場合には、痛みの改善まで時間がかかりやすいです。
組織の損傷が皮膚で起こると切り傷になります。このキズを揉んだりストレッチして治そうとはしないですよね?キズが修復されるのを待ちますよね?こういう表面的なものなら分かりやすいのですが、こういったケガが身体の奥深いところで起こっている場合には、判断がつきにくかったりします。ただ、鋭い痛みが継続しているのであれば、組織の損傷と考えていいでしょう。そして、この場合は、施術したその場で痛みが消えるわけではなく、回復するスピードも遅くなります。
対処としては、組織の損傷部分を防御しようとするマッスルガード(筋肉防御)が起こっているため過剰に固くなっている周辺の筋肉をゆるめること。それに付随して拘縮した関節をゆるめること。そして損傷部分の血液とリンパの循環をよくすることにより自然治癒力を高めることで、回復のスピードを高めます。
ただ、キズがパッと塞がるような魔法はないので、ある程度、時間がかかるのは仕方のないことなのですけどね。