私は発明家とか天才と言われる人に興味があります。
日本人の科学者では、「政木和三さん」と「糸川英夫さん」。
お二人共、変人扱いされていた面もあるようですが、社会への貢献度はハンパないです。
そんな二人の本の紹介です。かなり意訳になりますが、この2冊の共通項は「クリエイティブに生きるためには?」。そのためには、脳を常日頃からクリアにしておく必要があるようです。
みなさんは、毎日お風呂に入って身体を洗ってますよね?洗わないとキモチ悪いですよね?同じように、毎日脳をサッパリさせていますか?身体はサッパリさせても、脳を意識的にクリーンにすることを習慣化している人は少ないんじゃないでしょうか?
人が考えるとき、脳の前頭野という部位が活発になっています。この前頭野は黒板に例えられます。黒板に様々なことが書いてある状態です。人によっては、仕事のことばっかりだったり、子供のことばっかりするかもしれません。『金、金、金』の人もいるでしょう。脳をサッパリさせるとは、この黒板に書かれた字を定期的に消す作業になります。黒板に字が重ね書きされたままだと混乱してしまいますよね。ただし、「よし消そう!」と思って消せるかというと、そう簡単にいかないのが脳のややこしいところです。
糸川さんが頭の在庫一掃法としてすすめていることの一つが「坐禅・瞑想」。政木さんも脳波をシータ波することが大切と言っています。私もお風呂上がりに髪の毛を自然乾燥させるついでに、毎日坐禅をやっています。ただし、人によっては面白味がわからず、続けるのが困難なのも坐禅・瞑想のたぐいです。
頭をスッキリさせるのに有効な方法は、手先を使った趣味に没頭すること。指を動かす脳の領域は、頭頂葉にあります。なので、指先を使うことに集中すると頭頂葉が活発化します。すると前頭野は休まります。つまり、前頭野の黒板に書かれた文字が消されることになるのです。頭スッキリです。編み物や手芸、切り絵、プラモデル作りなどもいいかもしれません。指先に集中しないとできないことがいいです。そして、没頭する。時間感覚がなくなるとベスト!
毎日、脳をリセットする習慣がつくと「ヒラメキ」が舞いおりてくるようになります。それこそクリエイティブに生きるということではないかと思います。