根本的に改善したいなら恵比寿整体院リラックスアース

お客さんと話しをしていると、どうもトコトンまでお酒を飲む人が結構います。
記憶を失くすこともしばしばで、３割くらいの確率で記憶を失くすという猛者も数人いたりします。
「記憶を失くすって怖くないですか？」と聞くと、「また、やっちゃった〜」と反省する人もいれば、「まぁ、なにかやらかすわけでもなく、楽しく飲んでるだけなので平気です」という人もいて、それぞれのようです。
そこで、記憶を失くすまでお酒を飲むということを考えてみたいと思います。

うちに来ているお客さんで、記憶を頻繁に失くすタイプの人は、どうもココロが繊細な人のようです。
そこで、仮説として考えられるのは、記憶を失くしたいからお酒を飲んでいるということ(本人は否定するでしょうが…)。要は、“精神安定剤”としてお酒が必要ってことですね。そして、記憶を失くすことで気を使わないで人と話が出来るってことです。
繊細なタイプの人は、色んなことを考えています。相手の顔色が気になったり、「こんなことを言ったら、相手が気を悪くしないかな」とか気を使い過ぎてしまうのでしょう。そのことを、わかっちゃいるけどやめられない。しかし、お酒のチカラを借りて記憶を失くしてしまえば、そんな気を回すことをしないで済みます。自己防衛本能ともいえるでしょう。
しかし、記憶を失くすことはリスクもあります。記憶を失くしている間に“しでかした話”を聞くと、翌日に気がつくとアザがあったとか、友人の車で吐いたとか、冷蔵庫のものを爆喰いしてたとか。他人事だと面白いだけですが、本人にとっては「やっちまった．．．」と反省することしきりでしょう。
飲みすぎで、肝臓に負担がかかることもあります。γGDPの数値などが高くなるとよくないですし、尿酸値も気になります。
やはり、飲み過ぎは肉体的にはよくないです。でも、お酒をやめると精神面のバランスがとれなくなるでしょうし、そもそもそういう方々はお酒をやめることなんて出来ないでしょうから。
私自身もアルコール依存症の時期があり、朝から酒をかっくらっていたものです、その当時は「お酒無しでは生きていけないだろうな?」などと思っていたものです(今はお酒はなくても平気になりました)。

そこでオススメしたいのは、記憶を失くす代わりのものを見つけるということです。
どういうことかというと、気を使い過ぎることや考え過ぎでパンクしそうな脳を休めるために、記憶を失くすという手段を無意識に選択しているのですから、普段の生活に脳を休める時間を作ってあげればいいということです。そうすれば、精神のバランスが保てるし、記憶を失くすまでお酒を飲まないでも済みます。
考え過ぎるときに活性化している脳の部位は前頭葉、“おでこ”のあたりです。ここ以外の脳の部位が活性化しているときは、前頭葉は休むことができます。前頭葉は寝ている間も稼働していますから、寝ても前頭葉を休めることにはなりません。オススメは手先を使って単純にできる作業です（手先を司るのは頭頂葉、河童のお皿のエリア）。たとえば、手芸や編み物、写経などです。私はたまに切り絵をやって、シコシコと紙をカッターで切ったりしています。没頭して時間を経つのを忘れてしまうとベスト。
こういった趣味の時間を無駄と思わずに、生活に組み込むことが出来るといいでしょう。そうすれば、いつの間にか記憶を失くすまではお酒を飲まないでもよくなっていくでしょう。

プラシーボ効果というのをご存知かと思います。風邪薬のかわりに小麦粉を飲ませても、それが風邪薬だと信じて服用すると風邪薬を飲んだのと同じ効果を発揮するという効果です。つまり、カラダにいいと思って服用すれば、カラダにいい効果をもたらすということ。逆もしかりで、カラダに毒だと思って服用すれば、それはカラダに害を及ぼします。
お酒についても、このことが当てはまると思います。お酒が悪いものだと思いながら飲むと、カラダに悪い影響を与えるはずです。
どうせ、お酒をやめられないのであれば、せめて“お酒がいいもの”という意識をもって飲んだほうが、カラダにいい影響を与えるはずです。酒は“百薬の長”ですから。
ですので、精神安定剤として“お酒はいいもの”という意識を持って摂取してくれたらいいなと思います。気持ちの問題ですが、その気持ち次第で、精神と身体へのダメージ度合が変わってきてしまいますので。

そして、記憶を失くすまでお酒を飲むのもいいと思います。それで精神のバランスがとれるのであれば。たまにはですけどね。