起立性調節障害(起立性低血圧)とは?
起立性調節障害(OD:orthostatic dysregulation)は、自律神経の乱れによって循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。
自律神経系は交感神経と副交感神経の2つの神経がバランスを取り合うことで生命維持に必要な機能調整をしています。交感神経は心拍数や呼吸数、血圧を上昇させるなどの働きがあり、副交感神経は心拍数や呼吸数、血圧を下げるなどの働きがあります。
一般的に私たちは立ち上がっても、血圧が下がることはなく脳への血流不足もありません。なぜなら、起立するときに自律神経系の交感神経の働きが強まるからです。しかし、起立性調節障害の方は、交感神経の働きが強まらず脳への血流が低下し、「立ちくらみ」「長時間立っていられない」などの症状が起こります。さらにひどいと「失神」することもあります。また、朝起きられないことから、不登校になるケースも多くみられます。
自律神経の乱れによって起こる身体の不調を自律神経失調症といいますが、この自律神経失調症と起立性調節障害とは密接な関係があります。自律神経失調症の要因となる精神的ストレス(親、友人関係、学校など)は、起立性調節障害の要因の一つとしても考えられています。
ただ、起立性調節障害の要因は精神的ストレスだけではなく、遺伝的な要素、思春期による体内のホルモンバランスも関係しています。
主に小学校高学年~中学生に多くみられますが、この時期は第二次性徴期とも重なり、身体のさまざまな機能が大人へと変化していく時期です。この変化は自律神経系にも起こります。
発症期間は、1年で約50%の人が改善し、2〜3年経過で約80%が改善するといわれています。また、成人した大人でも発症します。
起立性調節障害の病院での処置は薬物療法がメインになります。
血圧を調整したり精神を安定させる薬が処方されます。しかし、薬は対症療法にすぎません。飲み続けなくてはなりませんし、副作用の心配も拭えません。
当院の施術の特徴
当院での起立性調節障害への施術は、基本的に自律神経失調症への対応と同じです。
【自律神経失調症の3原因】
①ストレス
②生活習慣
③骨格の問題
原因がひとつだけというよりは、これらの3つが絡み合っていると考えてください。
①ストレス
自律神経系は心の影響を受けやすいので、ストレスは症状悪化の大きな要因になります。ストレス要因から不安に陥り、交感神経が優位の状態が続くことで自律神経が乱れていきます。
大人の場合、自律神経失調症の主なストレス要因は、人間関係・仕事・健康面です。子供でも仕事面が学校や勉強におきかわるくらいで、基本的には変わらないでしょう。
起立性調節障害では、朝なかなか起きられないことから、遅刻を繰り返してしまったり、不登校になってしまったりします。「学校に行きたくないから具合が悪くなっているのではないか」と周囲の人から思われているのではないかと感じているものです。
そのストレスを少しでも軽減させるのは周囲の理解に他なりません。
②生活習慣
生活習慣で大切になってくるのが、睡眠と運動です。
両方とも脳内神経伝達物質のセロトニンが関係しています。セロトニンをつくるのに必要なのは太陽光を浴びることとリズム運動です。
起立性調節障害で不登校になっている場合、家にこもりっきりになり夜更かししていることが多いのではないでしょうか。
まずはできる範囲でかまわないので、日中に外で身体を動かすことを生活に組み込みましょう。難しく考えることはなく散歩で充分です。
身体を動かすことはストレス解消にもなり、ほどよい疲労は深い睡眠にいざなってくれます。
③骨格の問題
脊柱(背骨)からは自律神経線維が電気の配線コードのように内臓に伸びています。背骨が硬縮すると自律神経線維の伝達が悪化し、内臓の働きに誤作動が生じます。自律神経が乱れていくのです。
背骨が硬縮する大きな原因は姿勢です。
スマホやゲーム、勉強を下を向いた状態で何時間も続けていると『猫背』姿勢になります。
猫背は、背中が丸まることで胸椎が硬縮し、頭部が前に傾斜するので頚椎が硬縮します。胸椎からは交感神経、頚椎上方からは副交感神経が伸びているので、これらの硬縮は神経が支配している内臓や器官の働きに悪影響を及ぼします。
さらに、『猫背』姿勢は、肩が前方に丸まる『巻き肩』になるので胸郭が固まります。その影響で呼吸が浅くしかできなくなり、自律神経のバランスコントロールを失っていきます。
良い姿勢を意識して猫背にならなければいいのですが、長年の骨格の癖が残っているので、良い姿勢をキープできずに猫背に逆戻りしてしまいます。
骨格矯正で背骨の硬縮をとることで、背骨の可動域が改善します。すると、良い姿勢も楽にとることができ、自律神経線維の伝達も改善していくのです。
症状緩和のために工夫できること
起立性調節障害の子どもは、起立したり立ち続けるときの調節が上手くいきません。まずは、症状を緩和させるポイントを知り、できることから実行していきましょう。
<授業の前後に「起立・礼・着席」をする場合>
頭を上げずにゆっくり立ち上がります。頭は最後まで上げないのがベストです。
態度が悪いように見えるかもしれないので、親から先生に事情を説明し、理解してもらうようにしましょう。
<全校集会で長時間立ち続ける場合>
同じ姿勢で起立していると、下半身に血液が溜まってしまい頭部の血液が足りなくなる恐れがあります。それを防止するために、できるだけ足を動かしたり、交差させたりしましょう。
<朝、起き上がる場合>
通常は起床時に頭を起こしても、身体の血管が収縮し脳へ血液が送られます。しかし、起立性調節障害では血圧のコントロールが上手くいきません。
アニメ動画で起立性調節障害の方のための起床方法を紹介しています。
ポイントは
「頭を上げないこと」
起床時には、ゆっくり『10分』以上かけて動画の通りにやってみましょう 。
❶うつ伏せになる→❷四つん這いになる→❸正座になる→❹ベッドに座る→❺立ち上がる→❻頭を上げずに歩き出す
起立性調節障害でお悩みでしたら、お任せ下さい!

はじめまして、ゆがみ専門整体院 Relax Earth(リラックス アース)の院長・大泉です。
"成長痛"はご存知かと思います。幼児から思春期の成長期に起こる膝やすねの痛みです。成長するにつれて自然に症状はなくなります。
起立性調節障害は、思春期の成長期に起こる自律神経系の誤作動です。自律神経系が発達途中のため起こります。こちらも成長すれば自然に治っていくものです。
しかし、起立性調節障害で来院する方で、どなたにも共通しているのは『不安』を抱えているということ。自分の身体なのに自己で制御できないのですから、不安になるのも当然です。そして、その不安は身体の問題にとどまらず、学生生活や日常生活、将来への不安へと増長していきます。
メンタル面に目がいきがちですが、起立性調節障害は『身体の問題』。身体に対して今現在できることをしていくことが大切です。
当院の施術がきっとあなたのお役に立てます。
なぜ自律神経失調症が当院の施術で改善するのか?
動画で説明します(再生時間2分8秒)
Q&A
Q.まずは病院へ行った方がいいですか?
A.はい、それがいいでしょう。
場合によっては命に関わる疾患かもしれませんので、まずは病院に行かれることをおすすめします。
それで検査をして異常がないと確認してから来院されても遅くはありませんし、命に別状はないと安心できるはずです。
Q.施術後に副作用はありますか?
A.いいえ、副作用はありません。
ただ、人によっては施術を受けた翌日にだるさを感じることがあります。これは、好転反応と呼ばれるもので、身体が正常化する前の一時的な反応です。一日程度でおさまりますので、ご安心ください。
Q.一回の施術で改善しますか?
A.症状によっては一回の施術でかなり改善するケースもありますが、根本的に改善するとなると一回では難しいです。
自律神経の乱れを整えるには、ある程度の期間が必要になります。目安としては、1ヶ月から3ヶ月は最低でもかかるとお考えください。

当院は、院長の大泉が一人ですべてのお客様の施術にあたらせていただいています。
なので、何度も同じ説明をしなければいけないような煩わしさはありません。
そして、症状や身体のクセはもちろんのこと、これまでの経過も把握していますので、継続的に通う場合も面倒な思いをせずに済みます。
また、カウンセリングの技術を習得していることに加え、話をしやすい環境に気を配っております。

当院では、機械には頼らずに、すべて「手」のみを使って施術を行っています。
「機械もいいけど、人の手にはかなわないよね」という声が多数なのは、みなさん異論はないと思います。
手を使っていても、手抜きをしていると手の感度がボケてきてしまい、技術も低下していくものです。
地道に「手」での施術を極めていきます。

当院はプライベートサロンになっております。
「清潔感がある」「落ち着ける」という声をありがたいことに多数いただいています。
施術を受けている間、この空間はあなただけのものです。
症状のこと、日頃気になっていることなど、お気軽にご相談下さい。
自律神経の歪み整体コースの料金
初診料 ¥3,000
施術料 ¥6,000
※初回は問診・検査に約25分、施術時間が約25分の合計約50分になります。
※2回目以降の施術時間は約25分です。
ただ今、期間限定で割引をしています。
施術後に、簡単なアンケートにお答えいただくだけで、50%OFFになります。
提携している心療内科もあります
当院に施術を受けに通われている方でも、残念ながら症状が改善しない方もいらっしゃいます。
そのような方の多くは、脳内の神経伝達物質の異常がなんらかの形で関係している(うつ病)と考えられます。
当院では、お客様が一日でも早く辛い症状から抜け出すことを第一に考えていますので、心療内科で治療をしたほうが早く改善すると判断したときには、心療内科への通院をおすすめすることもあります。
症状をこじらせて悪化させないためとご理解下さい。
お客様の中には、心療内科に行くのをためらう方や、薬をのみだすとのみ続けなければならないと不安になる方もいらっしゃいますが、薬は正しく使えば強い味方になります。
どこの心療内科へ行けばいいかわからないという方には、提携している心療内科をご紹介することも可能です。
一日も早く楽な状態へ回復していきましょう。
洗足心療内科クリニック
〒152-0012 東京都目黒区洗足2-26-15 秀和レジデンス南側1F
Tel:03-3785-7672
三軒茶屋神経科・心療内科クリニック
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-27-11 ウィンベルフクモト2F(1Fは薬局)
Tel:03-3795-7744

ご予約は、電話でもインターネットからでも大丈夫です。
【電話の場合】
「はい、リラックスアースです」と電話に出ますので、「自律神経の歪み整体の予約をお願いいたします」とお伝えください。
お電話の中で、
①ご希望の日時
②お名前
③お電話番号
をお伺いしますのでお知らせください。

【営業時間】平日12:00~22:00 / 土日祝12:00~20:00 【定休日】木曜
※むやみに来院を促すようなことはありませんので、お気軽にお電話下さい。
【インターネットの場合】

・エキテンのサイトから、24時間ネット予約が利用でき、空き状況も確認できます。
・当日のネット予約は2時間後からになります。直前のご予約はお電話でお願いします。
・詳しくは、
ネット予約(24時間)のページまで。
【お問い合わせのついて】
電話でのお問い合わせですと、施術中の場合はじっくりお話をできないこともあります。
お問い合わせフォームがありますので、このフォームに相談内容をご記入の上、ご送信下さい。
できるだけ早く返信いたします。
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