枕が合わなくて悩んでいる方は大勢いると思います。
今までに色々な枕を購入して試してみたり、枕の専門家にサイズを測ってもらったりして自分にフィットした枕を選ばれた方もいることでしょう。最初のうちはいいかなと思うものの、それでも次第にしっくりこないと感じる方が多いのも事実です。
そしてまた新しい枕を物色してしまい、枕コレクションが増えていくという始末。
それというのも枕によって睡眠が妨げられていると感じるからこそでしょう。心地よい睡眠こそ快楽であり、日々のストレスを解消してくれるものですよね。
そこで発想の転換をしてみて、自分に枕を合わせるのではなく、枕に自分を合わせてみてはいかがでしょう?
そもそもの枕の役割は二点。一つは、頭に血が上らないように頭部を若干高くするため。もう一つは、仰向けに寝たときに首には自然な弯曲があるため地面との間に隙間ができるので、その隙間を埋めるためです。
そして、枕に自分を合わせるポイントは、首の弯曲になります。
ストレートネックという状態をご存知でしょうか。
パソコン作業やデスクワークをうつむく姿勢で長時間行うことにより、頚椎の自然な弯曲が消失し、真っ直ぐでガチガチに固まった頚椎になることをいいます。首こりの一種になります。
首の骨格は七つの頚椎が積み重なっており、クネクネ可動するものですが、ストレートネックの頚椎は筋肉が固くなっているだけでなく、関節も拘縮し可動域も制限されてしまうので、まさに一本の棒のようになってしまいます。
ストレートネックの状態で枕をつかい仰向けに寝たとしても、頚椎にとって一番負担が少ない自然な弯曲が回復するわけでもなく、頚椎は一本の棒のまま緊張し続けるのです。
枕が合わないと嘆いている人の多くが、頚椎の可動域の制限が原因となっているのです。
そこで首の筋肉をほぐし、首の関節の矯正をすることにより首の自然な弯曲が回復すると、仰向けに寝たときにも弯曲は維持されます。その弯曲にフィットした枕を使用すればいいわけです。また枕の高さが少し合わなくてもクネクネ可動できる首であれば、首が枕に合わせてくれるようになります。
枕選びで悩んでいるあなた。
もし首が固いと感じているなら、首こりを改善させたほうがいいです。
