根本的に改善したいなら恵比寿整体院リラックスアース

以前、あるお客さんがコルギの店をオープンしたと言っていたので、その店に行かせてもらったことがありました。
コルギとは韓国流の小顔矯正でかなり痛いのが特徴。私は痛いのが苦手です。悪い予感はしたのですが、経験してみないと何事も分からないと思っているので行ってきました。
担当してくれたのは、中国籍の女性（日本語はペラペラ）。30代でしょうか。「私、お店でナンバーワンです」と自信満々。
施術が始まると案の定、痛い。手の指の関節部分でゴリゴリこすってきます。かなり痛い。途中で我慢できなくなり、「痛いです」と言うと、「次第に慣れて痛くなくなってきますよ〜」と強さを変えることなくゴリゴリこすり続ける。
「弱めてくれないんだな」と思い我慢する。しばらくして、「もう、痛くなくなってきましたよね」と言ってきたので、「まだ痛いです」というと「あれ〜、おかしいな」とのコメント。
そんなこんなで施術後の感想としては、「私にはこの施術は合わないな」ということ。もちろん、コルギが大好きという人もいるでしょうし、それは個人の好みだと思いますが、私のような痛がりにとってはつらいだけ。
ただ、女性は、「キレイになれるんだったら痛いのは我慢できます」という方が多数派なのではないでしょうか。痩身エステでセルライトをゴリゴリ潰すような施術でも耐えられるようですし。
痛い刺激が好きな人がそういうのは分かるのですが、痛いのが苦手という人でも我慢できるというのが正直よく分かりません。
『なぜ、キレイになるためだったら痛みを我慢できるのか』が今回のテーマです。

女性にはキレイになりたい願望があるのでしょう。
私は男だからよくは分からないのですが、きっとそうです。
そこで、式として［キレイ＞痛み］が成り立ちます。
「痛くたっていい。キレイになれるのなら．．．」ということ。
さて、キレイになる要素として欠かせないことに『痩せる』という重要な要素があります。ダイエットですね。ダイエットで欠かせないのが、『食事制限』と『運動』。この２つを抜きにしてダイエットは語れません。
そして、この『食事制限』と『運動』は日々継続してやらないといけないという厳しさがあります。毎日、三大欲求のひとつである食欲と闘わないといけない辛さ。食べるのが大好きな人や、お菓子が大好きな人にとっては我慢大会。運動にしても、「今日はだるいな〜」と運動前に重い腰を上げるためにヤル気を奮い立たせなければいけない辛さがあります。運動嫌いな人にとっては苦行。もちろん、慣れてくればそれほど苦にならなくなるものですが、その慣れるという境地に到達するまではキツイものです。
その点、『食事制限』と『運動』の″継続しなければいけない大変さ″と比べると、痛みを我慢することは″一時的な我慢″で済みます。
施術を受ける間のある一定時間だけ我慢すればOK。『日はまた昇る』というか『明けない夜はない』との言葉通りに永遠に続くわけではない。終わらない痛みは拷問でしかないですから。そう考えると、ちょっとの間だけ痛みを我慢することは、たいしたことではないのかもしれません。

当院の施術でも、症状によっては痛みを伴う施術をしていきます。そういうときは、「ちょっと痛いですけど、大丈夫ですか？」と聞くのですが、「良くなるのであれば我慢します」とみなさん答えます。やはり辛い症状から逃れられるのであれば、ある程度の痛みは我慢できるのでしょう。
大きなリターンを得るためにはある種の犠牲は仕方ないと考えるのも納得できます。

また、痛いのを我慢したという苦労があったからこそ、結果に価値が出るという考えもありそうです。
例えば、ガチャガチャで欲しいおもちゃがあったとします。一回でポロッと出たおもちゃと、相当お金をつぎ込んでやっとのことゲットしたおもちゃでは、どちらに価値を見出すでしょうか。きっと、苦労して入手したおもちゃのほうに価値を見出すことでしょう。
「こんなに苦労して手に入れたのだから．．．」という思考ですね。
逆説的な思考になりますが、「キレイになるという価値を手に入れるためだったら、痛みにたえるくらいの苦労をしなければ駄目だ」と考えるのも普通かもしれません。

整理してみると、なにか本当に得たいものがあったときは、少々の犠牲は仕方ないと考えるのが一般的なのでしょう。
その欲しいものが『美』であり、犠牲が『一時的な痛み』であったのが、今回のテーマなのですね。